ホーム > 備前地区の研修内容 > 図書館利用促進研修「新年度に備えよう!」 > Q7
備前地区の研修内容/図書館利用促進研修「新年度に備えよう!」/Q7
Q7.展示やイベント、ディスプレイについて
Q7-1.作成者が心がけていることをズバリ100文字以内でお答えください
- 展示は生徒の目に留まる位置にコーナーを設ける。そして定期的に更新、位置を変えることで「図書館は動いているな」と感じさせる。
- とりあえず、作ってみる。展示してみる。
- 書架に並んでいるだけならなかなか手に取られないけど、ちょっとピックアップすることで、ぐんとその図書が手に取られるような展示内容や展示方法を常に心がけている。
- 展示物に見だしを付ける。文字を雰囲気作りの一部にする。
- 図書館が遠いので、「おっ、行ってみようか」と思ってもらえるような楽しい企画を立てるように心がけている。
- 展示は目立つようにカウンター前に置いた。その時期に合ったテーマで、普段あまり読まれない古い本も展示した。
- 本の表紙を見せたい。この1点に尽きます。
- オススメ本コーナーは週替わり、展示は月ごとなど、常に前に来た図書室と何か違う!と思ってもらえるような空間づくり。図書室以外でも新着本などのアピールを。
- 新着図書を図書室入口近くに配架したり、作ったPOPを貼ったりして興味が湧くよう工夫しました。
- 必ず立ち止まって見てもらえる場所に展示コーナーを作る。時期外れにならないようリアルタイムな展示にする。
- 興味を持ちそうな本、読んでほしい本等を、入って正面の棚やカウンターに置く
- 季節や時事、学校行事に則した展示やイベントを行うこと。ポップやディスプレイは「可愛い」よりも「オシャレ」の方向を意識。オシャレだな~と思うお店の展示や雑誌のページはチェックしておいて、真似している。
- 図書委員のメンバーと作成し、発信していくことを心掛けています。
- 生徒の実生活に直接関係するような、「役に立つ」実践な展示
- 図書室は楽しいことやっているな~、と思われること。
- 動線に合った陳列(目線の棚はなるべく面陳列、同じテーマの本をまとめる等)
- 旬のコーナーを設ける(いろいろな賞の受賞作品や話題の本を展示)
- 日頃あまり手にとられない本を利用してコーナー展示
- 学校生活、授業で話題になっていることを利用してコーナー展示
- 楽しい、季節感がある。図書委員など生徒と一緒に作る。
- インパクトのあり、それでいて時間のかからない展示。生徒が展示物を作るとこまごましている。しかも時間がかかり、季節が過ぎる。いつも「大きく作るんよ」と声をかけている。
- 図書委員が展示を担当してくれています。生徒の興味があるもの、時節に合ったものなど工夫しています。
- 「それ」をすることで対象者にどんなことを提供できる?どんなメリットがある?作成者の自己満足になってないか?作って飾って実施して、それでお終いになってないか?常に自問自答。
Q7-2.好評だった展示やイベント、ディスプレイがあれば教えてください
特集・展示
- 昨年度の実力問題と本の展示(全学年)
- 戦場カメラマンが見た戦争
- 実力テストに出題された本
- バレンタイン
- 食べ物関係の展示(お弁当&鍋)、震災・防災(調べ学習で非常に活用されている)、文化祭関連(O-1グランプリ)、動物写真特集はよく利用された。
- 人気作家のコーナーや子ども・動物などの写真詩集の特集が人気。
- 図書委員の生徒のおすすめ本は読みやすい本が多く、よく借りられた。
- 1月に百人一首大会があったので、関連の本と一緒に百人一首を置いておきました。したことがない子も手に取り、意外と面白いと言って休み時間には盛り上がりました。
- 図書委員による文化祭の展示(スポーツ、映画、料理)
- テーマ「笑い」:生徒が勝手に作った展示なのですが、結構レアな面白い本を掘り出してきて、利用する生徒も手にとって、借りていかれたものもたくさんあった。生徒目線って大事…。
- 文化祭「アリス in 瀬戸高ランド」にて、不思議の国のアリスの切り絵の展示が好評でした。
- 図書委員でおすすめ本を紹介する時に、本屋さんのPOPのようなメッセージカードを作成し、本に貼り付けて紹介したコーナーが人気でした。
- 図書館入口に「オススメ本コーナー」をデンと置くと、手に取ってもらえる確率が高いようです。
- やる気が出る本
- 読めば得する本
- トリック・アート展示
- 先生のオススメ本パネル(先生の顔写真付き)
- 本屋大賞、ダ・ヴィンチ2011年ブックランキング等のカラー一覧と現物を展示
- ブックパズル(中学生対象)
- 司書が作った時事コーナー。画用紙で作った渡部陽一は「めっちゃ似てる!」と好評で、池上彰は「誰、これ?」と酷評。でも普段は出ない時事の本が借りられたので、すこーしだけ、為になったかな、と満足。(下手でも)展示のインパクトは大事だと思った。
- 授業の課題や学校行事の応援特集をこまめに。
- 4月の部活紹介&応援コーナー。
- 学校支援セット本「とびだす!洋書絵本」。特に何もない月やマンネリ脱出には学校支援セット本がオススメ。
イベント
- 読書月間のビンゴ
- ハロウィンに貸出に来てくれる子にお菓子プレゼントをしたのですが、一緒に仮装アイテムを置いていて、それで遊ぶ子も多くて好評でした。
- 図書館で読書週間にちなんだスタンプラリーが好評だった。2倍ポイントデーで来館者UP!
- 古本交換市は好評だった。次年度もしてもらいたいと言う要望がある。
- クリスマス会で着物パフォーマンスを行った。ミスマッチかしら?と思ったけれど、閉会後も、生徒がずっと着物の貸し借りをして楽しそうに写真撮影をしていたので、これも満足。
- 地域交流として実施しているイベント。公民館で小学生たちに読み聞かせをしたり、夏休みに図書館で勉強を教えたり……。図書館に興味がある子や教員志望の子、演劇部の子にとってもよい経験・勉強の場になったのでは。
- 図書館クイズ:図書委員が1日1題出題する。期間は読書週間中でした。
ディスプレイ・掲示物
- 七夕
- クリスマスツリー
- ディスプレイは毎月最低3か所は設けて更新しているので、飽きないような置き方を考えている。
- 移動教室で図書館を使っていたということもあるんですが「願いの花」というボードに好きに呟いてもらうものを作ったら、結構楽しく使ってもらえたみたいです。ラピュタ放送後は一気に「バルス!」が増えたり、人のコメントに返信してちょっとした文通のようになったり。
- 芸術授業とのコラボで美術選択者の作品を飾ってもらう。
- バレンタイン川柳:生徒応募のものを展示。先生まで足をとめて見ていく。これを発展させて、某評論家?に審査してもらい、その後お招きして川柳作り講座を開こうという話にまで発展している。(どうなるかは未定…)
- マスキング・テープを用いた貸出ランキングのグラフ作成も図書委員と作成でき、好評でした。
- 図書室入り口(図書室のエリア外)の貸出冊数1万冊カウントダウンの表示&現在の貸出冊数の表示。
- 七夕の笹飾り→図書室内と図書室入り口など。図書室からはみ出して展示しているものに興味を持ってくれる場合が
- 入口に折り紙・切り紙などで作った季節の製作品を掲示(図書委員が当番の時間に作成)
- 部活動紹介パネル(部のキャプテンの勧誘コメント付)
- 文芸雑誌部のイラスト班に「図書館へ行こう!」のポスターを描いてもらい掲示している。
- 基本的に高校生向けに作ったり実践しているのですが、12月から実験的に中学生向けのコンテンツも作りました。結果が出るのはもう少しかかると思います。中学校図書課の先生にはお手数もおかけしてしまうんですが、今のところ先生には好評だと思います。多分。
Q7-3.参考になった、あるいはオススメしたい図書館・資料・情報はありますか?
- 研修でお邪魔する他校の図書館
- 県立図書館ティーンズコーナーでの各校の飾りつけ
- 図書館HPがある学校は、定期的に参考にさせていただいている
- 初めての高校図書館で他の学校図書館を知らないのですが、最初の図書委員会の際に先生方から○○高校はこんなことしてたよ。など、印象に残っている部分を教えてもらって可能そうなものを取り入れてみました。
- 書店や他校の展示ディスプレイ等を参考にした
- いろいろな書店のディスプレイが結構参考になります。ポップの書き方も上手なので使えます。
- ブックスタンド代わりに針金ハンガーを使い、本の表紙をより多く見せるようにする
- 操山高校の22年度の展示を中心に写真を見せていただきました。力作。
- ディスプレイ用に、切り絵に関する本を参考にしました。
- 岡山工業高校図書館。小物など細部に至るところまで参考になるものが凝縮されていた。
- ネットで「学校 展示 高校」とか入れると色々な展示やイベントの様子が分かります。
- 雑貨屋
- 司書部会HPにも展示ネタを載せている。参考にならない!と思った人は、更新して参考になるように書き換えてください。ネタは多いほうが選択の幅が出て良いので。
- トーハンの「書店経営」など書店向け雑誌
- 『すてきに本のディスプレイ』(さわださちこ,2011,全国学校図書館協議会.)を見て図書館をかわいく飾ろうと思い、『学校図書館発 育てます!調べる力・考える力 中学校の実践から』(遊佐幸枝,2011,少年写真新聞社.)の「ディスプレイは司書の仕事ではない。暇だと思われるぞ」的な文章を読み、それもそうだな、と思っている。今、ディスプレイを自分で作るときは、家でこっそりと・・・。
- ヴィレッジヴァンガード
- カレントアウェアネス・ポータル
- やわらか図書館学
- 山中湖情報創造館
- Flickrで情報収集。いくつかピックアップすると「Corona Public Library」、「Teens are in your Libraries: programs, displays, and spaces」、「The Carl A. Pescosolido Library」、「Uploads From Enokson」など多数。
- InstructablesディスプレイDIYの参考に。Livingカテゴリなどが参考になる。
- CraftディスプレイDIYの参考に。
- MarthaStewart.comマーサ・スチュワート公式。ディスプレイDIYの参考に。
- エスエスシー書店用品取扱い。安くて使い勝手もよく、色々参考になる。ただし、送料が必要。購入の際は、取引先の書店に相談してみると◎。
Q7-4.自分なりのポイント・対象者の反応・反省・やってみたいことなど
自分なりのポイント
- 学校の特色・雰囲気に合うものを探りながらしている。
- 展示やPOPなど、やったことがないからと思ってやらずにいたら、結局なにもできないまま。1回やってみることが大切。1回作ってみた後だと、本屋などのPOPもどういう点を参考にしたらよいのかが分かり始める。
- 展示することによって、みんなの興味関心を引き出し、こんな本があるんだ!という気づきの生まれる展示を心掛けている。
- とにかく、あれこれ試行錯誤するより、本の表紙をできるだけ見せることだけ、その1点だけで勝負しています。
- 展示は本だけではなく手遊びできるもの(百人一首や折り紙など)を一緒に置いておくと、興味のない内容の時もコーナーに近寄って見てくれるようになりました。
- 本ばかりでなく、必ずコメント入りのポップやイラスト、その他の展示グッズを置く。
- 分類表示を大きくして色画用紙で目立つようにしたり、小分類表示を掲示することで目当ての本が探しやすくなった。
- 図書委員が自発的に取り組める環境づくりを心掛けました。様々なシールやマスキング・テープ、テンプレート(プラスチック製)など、私自身のものですが、文具にこだわりました。POPが気になって本を手に取る生徒が多かったです。
- 学校の校風もかなり関係すると思う。生徒のアンテナが今どの方向を向いているのか、生徒自身にも聞きながら、とりあえずやってみる。
- 学校生活との連動性の強化
- 図書室内をテーマカラーで統一!ではなく、カラフルな色で本棚に分類表示をしてみました。縦長の図書室でカウンターから書架の多い場所までは離れているけれど、「これどこ?」と聞かれた際に、「赤と黄色の本棚の間を入って左側のピンク色のあたり」とカウンターから口頭で伝えるだけで利用者が自分でたどり着けるようになったので、楽になりました。数字よりも色がわかりやすいようです。ごちゃごちゃした色もアリかな、と思っています。
- 机の配置をガラッと変えてみたところ、生徒・先生方に好評だった。当たり前になっていたことでも、視点を変えることで改善されることを実感した。
- 卒業生からのメッセージパネル
- 生徒(図書委員)が選んだ図書は貸出されることが多いです
感想・反省・やってみたいこと
- なかなか外に出ないので、行事に関して(例:発表会、実力テスト)疎くてなかなか上手く展示物と連動させられなかったり、良く来る子の名前とクラスと顔を一致させるのに時間がかかったり、一人の子とだけゆっくり話すと言うことがし辛かったり。もっと上手に時間を使ったり出来ることを増やしていけたら良いのにと思いました。
- 図書館でのイベントを企画したが、他の行事日程との調整が難しい。人が集まれる日に、図書館に来たくなるようなイベントをしたい。
- 何とか目立って図書室内が明るく見えるようにと工夫したが、難しかった。
- 他校のHPで様々な展示を見ては参考にさせてもらっている日々。自分でアイデアが浮かばないセンスのなさにがっかり……。いろんな図書館や書店を見て、もっと勉強しなければと思う。
- イベントは、いつも思いつきでやるから宣伝不足で、当日放送をかけまくるのは反省。もっと順序を踏まえて開催しないと、利用アップには繋がらない。
このページのURL: